制作日誌:ボイスコさんへの依頼

親愛なる彼女の痕跡

こんにちは。一ツ屋です。

本日は進捗報告も兼ねて制作関連の話です。

実は、今作の「親愛なる彼女の痕跡」では主要キャラにボイスがついています。

立ち絵ありのキャラには全員声がついてるので実質フルボイスといってもいいでしょう。

昨今では、フリーゲームでも声がついてることは決して珍しくなくなりました。

僕が感銘を受けたフリーゲームの「モブ好き」にもボイスがついています。

あの作品を初めてプレイした時、声がついていたことに物凄く衝撃を受けました。

その時から、僕も自分の作品には絶対に声をつけようと心に決めていました。

さて、そこで重要になってくるのがネット声優(通称ボイスコ)さんの存在です。

当初、ボイスコさん選びはオーディション形式にしようと考えていました。

しかし、できたばかりのサークルで実績も何もない状態では募集しても人が集まらないのではないか、という不安があり、自分で個別に依頼することにしました。

すでにボイスコさんにはオファー済みで、納品も続々と届いております。

今回のキャスト選びは僕が全面的に行いました。

男性キャラのキャスト選びはイラスト担当の中庭さんにも協力してもらい、候補者を何人かピックアップしてもらいました。

みなさん演技力がとても高く、声質も含めて僕のイメージ通りの選定ができました。

引き受けてくださったボイスコのみなさんありがとうございます。

気になるキャストの発表はもう少しお待ちください。後日改めて発表させてもらいます。

しかし、ただ喜んでばかりもいられません。

僕にとっては納品された後が本番です。

今回、初めて音声編集をしたのですが、これが思った以上に骨が折れる作業でした。

一つ一つセリフを確認して、微調整しながらセリフに合わせて分割する。

これの繰り返しですが、丁寧にやると時間と労力が結構掛かります。

ここ一週間程は毎日この作業に追われていました。

ただ、今回依頼したボイスコさんは皆さん音質がとても良く、ノイズもほとんどなかったのでそこは非常に助かりました。

大変な作業ではありますが、キャラに命を吹き込むとても大事な作業なので、最後まで手を抜かずに頑張ります。

現在、音声編集の進捗具合は7割程といったところでしょうか。

この調子で残りも頑張ろうと思います。

最後に話は変わりますが、今回僕がボイスコさんの選考をしてて思ったことを話したいと思います。

依頼する側からの意見なので、ボイスコさんは参考にして頂ければと思います。

まず、何人かボイスコさんを見て回って感じたことは、自分のホームページがあるかないかでは信頼度が全然違うということです。

大半のボイスコさんはTwitterにサンプルボイスを固定ツイートとして上げています。

もちろん、これだけでも十分必要なことは伝わるのですが、やはりホームページがあるとさらにその人への評価が高まります。

ホームページがあると、それだけで声活動に対する熱意や本気度が感じられるんですよね。(もちろんホームページがない人も本気なのは理解してます)

また、過去の出演情報を見れるという点も大きいです。

これはTwitterではなかなか伝わりにくい情報なので、実績がある人はホームーページを作った方が絶対にいいです。

そこまで凝った作りじゃなくても、サンプルボイスと出演履歴、それと大まかな依頼料が書いてあるとオファーしやすいです。

それともう一つ大事なことがあります。

実はこっちの方が重要なんですが、録音環境の問題です。

今回数十人のボイスコさんのサンプルボイスを聞いてて感じたのは、録音環境の差が人によって結構バラつくなぁということです。

せっかく演技力もあって声質もキャラに合ってると思っても、音質が悪いとそれだけで依頼するのを躊躇してしまうんですよね。

実際、今回僕が見て回った人の中にも何人かそういう人がいました。

これは本当にもったいないことです。

なので、録音環境は手を抜かずにお金を掛けた方が絶対に良いです。

音声機材も決して安くないので買うのを躊躇してしまうと思うのですが、そこは自分への投資と思って多少高くても良いものを揃えた方が良いと思います。

特に声活動を始めたばかりの人や、実績がまだあまりない人ほど、ここは手を抜かずに全力投資した方が絶対に良いです。

それだけでもオファー率は格段に上がると思います。

以上、依頼者側からの感想でした。

良ければ参考にしてください。

それではみなさん、また次回の制作日誌で。